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11月5日現在、4作目まで出ているシュクリーン氏のオリジナルNTR作品『君がため。』。
現時点では黒髪ロングの文学少女・市河（いちかわ）いのりと、ショートヘアで金髪の人気モデル・仁奈川（にながわ）ニコルの2人がヒロインとして登場しており、今後3人目が登場すると示唆されている。
主人公・真山はいのりと恋人であり、ニコルとも仲が良いが、クラスメイトの超イケメンサイテー男、山峰陽太（やまみねようた）に2人とも目を付けられてしまい――というオーソドックスなNTR作品だが、特筆すべき点は2つ。
1つは、リアル感のある女性キャラのプロポーション。いわゆるエロ漫画ではやたらと巨乳を誇張して書かれがちだが、本作はかなり現実的な体型で描かれていて、その脚線美、腰つきの感じが実にエロい。
そしてもう1つは、心理戦がかなりこだわりを持って描かれていること。分かりやすく言うと。山峰はイケメンのヤリチンだがテクニシャンであり、当初は嫌がっていた女性も骨抜きにされてしまう。その過程では相手の心の弱さ、抵抗を感じさせる部分を的確につき、絶妙なタイミングで篭絡させるのだ。『デスノート』の夜神月をエロ漫画の世界に持っていったようなキャラであり、そういう意味では””ヤリチン男の無双を楽しむ痛快漫画”とも受け取れるかもしれない。
個人的には、『君がため。2』の終盤、いのりがセフレ化を受け入れる場面、『３』で調教を受けている場面が最も抜けると思う。
本作はシュクリーン氏の筆の遅さに難色を示すファンも多いが、彼は月イチペースでfantiaやFANBOXに描きおろしのエロイラストを投稿しているため、気長に待とうではないか。